12key を制覇するトランペットレッスン

曲中で特徴的な音をじっくり味わえるのは移動ドだと実感しました

お名前 Ms. T 年齢 53才
学校 / ご職業 武蔵野音楽大学 お住まい 静岡県
受講レッスン 32h キーシフト イメージフィンガリング 専攻 トランペット
音楽歴、音楽活動等 途中ブランクあり40年ほど

①このプログラムをお選びになったきっかけをお教えください。

=Sonicは、最初に気ままプログラムを受けさせていただきました。
気ままプログラムが修了したら、新たなプログラムを受講したい、と思っており、
どのプログラムも実践的とのことで迷いましたが、
トランペットで全キーを移動ドで吹けるようになりたいと思っておりましたので、
沢村先生が勧めてくださったイメフィンに決めました。


>ベストチョイスだと思いました。通常12キーが思い通り自由に振る舞える迄10年以上掛かりますが
sonicではそれを最も効率よくリハビリする為のプログラムを開発しました。

これは母校Berkleeにも無かった実践訓練プログラムです。
自己経験比で最も効率よくと明記してありますが、いかに無駄を省き効率よくコツコツと練習出来るか?
を開発したもので、「眉唾な特効薬」ではなく、プログラムに沿って練習しないと成功はしません。
人間性理学的、脳の学習進化の最も短時間な経路を研究したもので、人間の学習進化に必要な時間を
最小限にしたプログラムです。コツコツと学習経験を積み重ねる事は変わりなく、
ご自身の脳の進化スピードに沿って12キー制覇が達成できる様に仕組まれています。
12キーを音感と共に、指を動かす運動機能が同時に働いて初めて管が鳴りますので
出来るだけ若い内から、12キーを当たり前の様にリハビリしておく事をお勧めしています。
ですので、早めにあらかじめ、先ず
12キーの制覇から受講される事は更に効率が良く、ベストチョイスと申し上げたのはそれが理由です。


②初日の第一印象はいかがでしたか?

=シンプルで簡単な2小節フレーズを用いたワークから始まりましたが四苦八苦しました。
固定ドから相対音感の思考になることが難しいと感じるとは思いませんでした。
でも、できるようになれば絶対に楽しいはず!と感覚では分かりました。


>出来る所から始める。という事が肝心で、しかも他人から与えられたフレーズではなく
自身が創作したフレーズで愛着を感じながら直接脳に浸透させる事が特徴です。


③色々な曲を自由にアドリブしようとすると
 固定されたドで吹けるだけではその夢は叶いません。
 その為に12キーを分け隔てなく演奏できる為のプログラムです。
 この現実的なプログラムは如何でしたでしょうか?

=自分で思っていた以上に固定ドが染みついていて初日から苦戦しましたが、
世の中にある様々なキーの曲、また、曲中で目まぐるしくキーがチェンジする曲で、
固定ドで自由にアドリブできる可能性を感じていませんでした。
このプログラムが制覇できれば自由にアドリブができると感じましたので続けられました。


>そうですね、
ほぼ殆どの方がひとつのキー(ご自身の楽器のドレミ)
ならその階名を感じながら吹ける様に学習しますが、それだけでは不十分で
世の中にはそのキー以外の曲の方が多い訳ですからとてももったいない訳です。
全部のキーでドレミを感じながら吹けたらどんなに楽しい事か、を
リハビリしながら具体的にその夢に近づける実感が持てるところが特徴です。


④キーを分け隔てなく吹ける様になって行くと
 そのキーでしか味わえない音色や管の振動に気付く様になります。
 エピソードがありましたらお話し頂けると幸いです。

=同じフレーズでもキーによって音色、雰囲気が変わる。
キーそれぞれにキャラクターがある。
これは移動ドで演奏することでしか味わえない感覚だと思います。


>そうですね、出来れば出来るほどそれが楽しくて夢中になって行く。。
名曲は皆、
その作者がその時生きた生き様がそのまま記録された心のストーリーです。
作者がその時、有頂天に楽しかった曲、悲しみに伏せた日々の曲、
とても良い季節に閃いた曲、吹雪の中震えながら出来た曲、
遠い思い出を心に浮かべながら書いた曲、夢心地になりながら書いた曲など
そのモチベーション、心の浮き沈みが心のストーリーとして記録されています。
欧米文化はこの記録ツールをイメージの扉の鍵のキーと呼ぶ訳です。

コード系で正確にその作者の心の浮き沈みのストーリーが読める様になると
どうしてもその作者の心の閃きのストーリーと同じように身を置きたくなります。
その時に12キーの演奏技術があれば直ぐにその世界に入れますが、
1つのキーだけしか演奏できないと、無理なことはこれでお解りでしょう。
たちまち大きな壁に遮られ演奏出来ないストレスの重圧に苛まされます。
つまり、12キーが自由に振る舞える様になると何も関係のない自分でも
その曲を残した作曲家と同じ心の高さでストーリーが味わえる至福があります。


⑤指定されたキーの相対音感で唄えて吹けているか?の判断は
 ご自身の心がその○×を決めます。
 つまり、自分の心と正面から誠実に向き合う事が成功の鍵となります。
 エピソードがありましたらお話し頂けると幸いです。

=移動ドでフレーズを吹いていても、疲れてくると固定ドに戻ってしまう。
同じフレーズを何度も吹いていると、固定ドでも吹けてしまうので、
移動ドと固定ドが混じった状態でレッスンを進めてしまいました。


>はい。私でもBerkleeの学生時代はそれ(固定ド)でした。楽だからです。
しかし、そこで心に嘘をつきながら楽を求めてしまうと、
現実の世界に出た時に大変苦労します。何故なら曲が指定した
モチベーションの高さで「自分」が自由に表現出来ない事を痛感するからです。


でも、私の目的は移動ドで全キーを吹けるようになることなので、
ワークは表向きはクリアできて進んでいくけれど、実際にはクリアしていない。
自分の心が苦しくなってしまいました。



>はい。進みを観察している内に、想定懸念していた症状が現れました。。
スコアは落ちるし表情が明らかに楽しくなく音色も活気を失っていたので
進みを一旦止め、どうかしましたか?とお聞きすると
「気持ち悪くなりました。。」と正直に告白して頂いた事が幸いしました。

プログラムの最初にご説明したとおり、指定されたキーで必ずドレミを唱えてやる事、
そして「昔の出来るキー」で指が動いてドレミと唄えなくなっていたら管を置いて
新鮮な空気を吸い、あらためてえドレミを唄う努力をして唄えた事が確認出来たら
管を持って、今度は心で唄いながら吹く様に。と進み方を説明してから始めましたが、

案の定、昔のキーの指で吹いてしまっていた事が気持ち悪さの原因と解説しました。


私の判断が誤っていたことを先生に打ち明け、1からやり直しをしていただきました。

>はい。自分の心に正直になる事を求めるプログラムです。
つまり、自分の心に正直に演奏できる為の12キープログラムという訳です。
打ち明けられる事前に進みをストップしておいて良かったです。
でないと、気持ち悪くなりながら続けなければならず仕舞に防衛本能が働き
音感も運動機能も働かなくなり夢が絶望の負のスパイラルに陥るからです。


私にとって、
2小節の簡単なフレーズさえ移動ドで吹くことが困難だとは…
驚きと情けない気持ちでいっぱいになりましたが、


>はい。ある程度演奏経験のある方から始め、現役のプロの方でも
簡単な事も出来ないこの現実を目の当たりにします。
ショックを感じ受け止められず拒絶する人と、
正直に事の現実を受け止められる方に分かれます。
前者は一生、自分が得意とするキー以外の11種類のキーで出来た曲について
作曲家の心の動きや閃きを実体感し自由に演奏する事は一生不可能になります。
反面、後者の方は、そういう症状が判っただけ幸運で、
今からリハビリを始めさえすれば良い。解決への道筋が見え
プログラムの通りに行えば確実に12キーを制覇する事が出来ます。



このプログラムが制覇できれば自由を取り戻せると思っていましたので、
やり直す機会をいただいてからは自分の心としっかり向き合い、
焦らずコツコツと自主練をするようにしました。



>良かったですね、ご自身の夢が叶う路へ軌道修正が出来てほっとしました。祝!


⑥曲を正確に解読できる様になればはる程、
 このイメフィンの演奏技術が必須である事に気付きます。
 エピソードがありましたらお話し頂けると幸いです。

=イメフィンと並行してコード系プログラムを受講させていただいています。
ジャズのスタンダードを課題曲でいただくのですが、
曲中で特徴的な音をじっくり味わえるのは移動ドだと実感しました。



>作者自身の心の持ち様=モチベーションが高い時、低い時、など
心の高さが移動して出来ている以上、
自身も作者と一緒に心を移動して吹けば味わえる。当たり前な事です。


また、キーがシフトする曲は、移動ドの方が「歌える」。


>sonicでは一般的に学問上「移調」と学ぶところを
作者の気持ち側に立って、心が他の高さのギアにシフト転換すると捉えます。
何故なら、
作者は単に心が不意に違う高さに行ってしまっただけの記録ですので
ここで「移調」しようなどと考える暇もないのです。
結果的にキーが変わりますが、その閃きはキーが変わるほぼ1秒前に起きます。
つまり、閃きで書きながら次の閃きが生まれる前に気が移る時間=
ギア回転が未来へのギア回転に移り変わるその発想は事が起きる数秒前から始まる
という訳です。

名曲に多いという理由はそれだけ「閃きのみで曲が純粋に出来上がる」事を意味します。
・・「ここで移調して、、」等と考えながら作られた曲は愚作が多い事も事実です。
話が長くなりましたが、曲中でキーが目まぐるしく変わる曲はそれなりに
事前に来たるキーを移動ド相対音感で感じ取る脳のギアシフトが不可欠になります。
このkey-shiftプログラムは
そういった現実に起こる演奏技術を向上する為に開発されました。



⑦現実的なテンポでめまぐるしく変わるキーを訓練するにあたっては
 独りで練習するとエラー箇所も気づかずに過ぎてしまう事。
 更に、苦手なキーを曖昧にして敬遠してしまいがちになります。
 第三者の観察下でのエラーキーの記録と進行を管理される事で
 余計な事は書かず、しゃべらず、指定されたキーの中に入り切り
 演奏に夢中になる事が出来ます。如何でしたでしょうか?

=エラーキーをご指摘いただき
1つのワークが全キークリアできるまで繰り返しトライ出来ること、
どのキーのエラーが多いか数字で表していただけるので
苦手なキーを集中して練習できることで、徐々に精度が上がっていきます。


>はい。実際にやる本人は演奏に夢中になる事が肝心です。
その他の雑多な作業はこちらでやり、レッスン時間は上記の様な
症状を観て緊急事態と判断した以外は、お互い
一言もしゃべらずに吹く事だけに没頭できる環境を作ります。
指定されたキーの相対音感と管の鳴りと指先に感じる振動が
それぞれのキーで快感に感じられる事を目標としています。



⑧チャートはあらゆる曲を想定し巧妙に仕組まれています。
 実感はありましたか?

=移動ドに慣れてくると、
少し余裕が出てきてチャートに仕組まれたキーシフトの進行の意味が分かってきます。
固定ドと移動ドが混じっていた時は、
余裕もなく吹いていても心地よさもなく、正直なところ分かりませんでした。


>そうですね、
それだけに固定ドだけの人は思考能力も音感もひとつに固定されてしまっているので
自由奔放に発想できない、感じられない、閃かない。。とても不自由な訳です。


⑨一般的には「全調の練習教則本」を見ながら練習する事になります。
 演奏家として、特に閃きながら創作するアドリブ は五線譜を必要としません。
 ここに、考えながら音楽する人と考えずに音感で音楽出来る人の差が出ます。
 sonicでは、五線譜を排除した形でその人の音感と音楽創作脳を活性化します。
 実感ありましたか?

=はい。
五線譜を追わなくてもいい、という解放感の扉を開くことができました。
ありがとうございます。
創作脳を刺激していただいたので、これからもコツコツ練習していきます。



>私もBerklee在学中、有難く難しそうに書かれた12キーの練習教則本を
バイブルの様に持っていましたし譜面を見ながら毎日練習もしましたが、
直接自分がやりたい音楽の為に反映した実感がありませんでした。
今思うと、
これも五線譜に固定されたテキストを上手く吹けるまで反復する訳で
創作脳は一切使わず自由な発想を閉ざされたまま練習する為だと思います。


⑩最後に、世の中には固定ドでしか吹けない不自由な方々が沢山いらっしゃいます。
 アカデミックに教育を受けた方がsonicで得た事と、
 更に、不自由なストレスで悩める方々にアドバイスを頂けたらと思います。

=私は幼少から固定ドで教育を受けて、音楽大学を卒業し、
演奏活動をさせていただき何十年も経ちます。
私にとって、
染みついた固定ドを捨てて移動ドにシフトすることは思った以上に困難でしたが、


>はい。私もBerklee時代は固定ドでしたので
実際に仕事をやり始めてからは、自分をアピールする段で大変でした。
なのでその困難さを身に染みて良く知っています。
このkey-shift イメフィンが開発された以上、そういった困難さがなく
12キーを制覇出来ますので今からやられる方がとても羨ましく思います。



沢村先生がずっと見守ってくださいました。
不自由を越えようと決めた先には自由がある。
というより、もともと自由なのだから、
自由を取り戻そうと気づかせていただけるのがSonicのプログラムだと思います。


>はい。そうなのです。歌だとドレミ~を簡単に低く唄えたり高く唄えたりする。
でも、楽器で吹けない! もともと自由に唄えるのに何で楽器で吹けない?
それは楽器の構造に支配され振り回されているから起きる不自由さで、
自由に音楽出来る声にとってそのまま唄えない楽器は使い物にならない訳です。
楽器はただのツールであって、音楽するのはご自身の心の必然性あっての事です。
もともと自由に高さを変えて唄えるのだからそのツールも唄った通りに使えないと!
という理念でいます。sonicは幼児でも唄える自由な歌声で吹ける様にします。


実践的である、というのがとても大きなポイントで、

>はい。音楽する。は実践する。という事ですので、吹けた人の方が勝ちです。



自分次第で移動ドのフィンガリングを思う存分追求できると思いますし、
先生が仰るように、
ワークには思いがけないところに仕掛けが散りばめられていて驚きの連続です。
子供の心と好奇心があれば、たくさんエラーして、トライできる場所です。
ぜひ、体感していただきたいと思っています。


>はい。ハデにエラーした方がハデに修正出来るので早く自由をゲット出来ます。
言い換えればエラーしない様に防衛本能でビクビクしながら吹いてその場で吹けても
エラーする原因は脳内に潜在したままですので一生ビクビクしながら過ごす事になります。

心に素直に正面から向き合い指定された心の高さで相対音感を感じながら吹ける様に。
自分の心に正直にそして大切にする。それが12キーが制覇出来るプログラムという訳です。




貴重なアンケートを有難うございました。 沢村